ワキガの手術痕は残るの?手術痕を消すことは出来るの?

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ワキガの手術痕は残るの?手術痕を消すことは出来るの?

ワキガでお悩みのかたは、手術を考えたこともあるでしょう。ですが、手術に後遺症が残ったらと思うと不安ですよね。痕が残るのかも知りたいところです。そこで今回は、ワキガの手術痕についてお話いたします。

 

 

ワキガとは

 

・まずはワキガについて簡単にご説明いたします。近年、ワキガに悩む人は増加傾向にあります。欧米人に比べて日本人はワキガの割合は低く、10人に1人程度といわれています。しかし、「体臭に関する意識と対策のアンケート」などでは、「自分はワキガである」「ワキガかもしれない」と感じているかたは約2割と、多くのかたが体臭に悩んでいることがうかがえます。

 

・汗が出る汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。エクリン腺はほぼ全身にある汗腺で、普通に生活をしていてかくサラサラした汗は、このエクリン腺から分泌されます。汗孔と呼ばれる穴から排出され、成分の99%が水分で、残りは塩分とカリウムです。

 

・いっぽうでアポクリン腺は、わきの下や耳、乳輪や陰部などに多くあり、ベタベタした汗を排出します。アポクリン腺から排出された汗の成分の70〜80%は水分ですが、残りはたんぱく質、脂質、アンモニアから成っています。アポクリン腺の量が多いほど、ワキガになりやすいといえます。

 

・実はアポクリン腺の汗自体は無臭です。汗が分泌された際に肌の表面にある細菌が汗を分解したり、エクリン腺から出た汗や皮脂腺から出た物質と混ざって、ワキガ特有の臭いになってしまうのです。

 

・ワキガが発生するのは、一般的に第二次性徴が始まる9歳〜13歳ごろとされています。ですが、アポクリン腺の量は個人差があるので、早い人だと小学校低学年からワキガになる場合もあります。子供のうちは自分の臭いに気がつかないため、自分がワキガかどうか不安になる思春期の子供も多いとされています。

 

 

ワキガの人の特徴

 

・両親もしくはどちらかがワキガ
ワキガは遺伝性です。そのため両親ともにワキガだと、子供に遺伝する確率は80%、どちらか片方がワキガの場合でも50%は遺伝します。両親がワキガでなくても、祖父母など近い血縁にワキガの人がいれば、ワキガになる可能性は高いといえます。

 

・湿った耳垢
アポクリン腺は耳にも多くあります。耳垢が湿っている人はアポクリン腺が活発で耳の中で汗をかいているため、ワキガの可能性が高いといえます。

 

・毛深い
体毛が多い部分には、アポクリン腺が多く存在します。特に下半身が毛深い人は、ワキガの確率が毛の薄い人の3倍以上あがることがわかってきています。

 

・汗ジミが黄色くなる
普通の汗は無色ですが、ワキガの汗は皮脂などが多く含まれるため黄色くなるという特徴があります。

 

・脂性
アポクリン腺からの汗と皮脂の分泌は、どちらも性ホルモンによって分泌されます。皮脂の分泌が多い脂性の人は、アポクリン腺が発達しているためワキガになりやすいといえます。

 

ワキガは手術で治る

 

・ワキガの原因はアポクリン腺から出る汗なので、アポクリン腺を手術で取ってしまえば、もう臭うことはありません。代表的な手術法に、皮下組織剥離法があります。これは、ワキガの原因となるアポクリン線を医師が目で確認しながら除去して完全に取り除く手術です。1度の手術で完全に腋臭はなくなり、汗の量も減るため多汗症への効果もあります。

 

・ワキガの手術では、脇を大きく切り取るため当然身体にメスを入れます。脇の下のシワに沿って4〜5cmほど切開をするケースが多いとされています。傷跡は残ってしまいますが、最終的には白っぽい傷痕になってわかりにくいといわれています。

 

・ワキガの手術には健康保険が適用されます。費用の目安は3割負担の場合、両脇で4〜5万円とされています。ワキガには、他にも様々な治療法があります。超音波やレーザーを使った治療は手術よりもダメージが少なく、傷跡が残ることもありません。ボトックス注射で汗を抑えてワキガの臭いを抑える治療法もあります。ですが、どれも保険が適用されない点がデメリットとなっています。

 

・ワキガの根本的な治療は、費用の面や確実性などから手術が有効とされています。ですが、入院しなくても数日間安静が必要ですし、傷跡が残るなどのリスクもあります。そのため、ワキガ治療を始める前に専門病院の医師とよく話しあい、その人に一番合った治療法を選ぶのがよいといえるでしょう。

 

 

食生活でワキガを改善!

 

・ワキガは体質なので、手術以外の解決策はないと思われています。ですが、手術のリスクや費用などを考えると、躊躇してしまうかたがいるのも無理はないといえます。制汗スプレーやワキガ専用のクリームを使って、何とか臭いが漏れないようにごまかしている人がほとんどでしょう。ですが、そのような商品を使う以外に、ワキガに有効な対策があるのをご存知でしょうか。それは、食生活の改善です。

 

・にんにくたっぷりの料理を食べた次の日や、お酢をたくさん使った料理を食べた後などは、いつもに比べて臭いが強く感じられる経験はありませんか?実は、ワキガの人が臭いの強いものを食べると、脇からそのまま臭いが排出されてしまうのです。そのため、食生活に気をつければそれだけワキガを抑えることができるのです。

 

・臭いが強い食材の代表といえば、ニンニクです。他にも、ニラや健康酢も臭いがそのまま出やすい食品だといえます。意外なところでは、カレーもワキガでない人と比べるとカレーの臭いが残りやすいとされています。ラードやバターなどの動物性油脂も、アポクリン腺を刺激するので避けたほうがよいでしょう。ラードは餃子や炒飯などの中華料理に使われていますし、バターはお菓子にかかせません。また、リノール酸が多く含まれている紅花油やなたね油も避けたほうがよいといえます。リノール酸はマヨネーズやマーガリン、スナック菓子に多く含まれています。

 

・油脂をまったく取らなくてもバランスを欠いた食生活になってしまいます。そのため、油を取る際はリノール酸が少なく抗酸化作用の強いオレイン酸が含まれたオリーブオイルを使うとよいでしょう。ワキガの人は、油が使われることの少ない和食を中心にした食事に変えると、臭いがやわらぐともいわれています。